• 本

ヨーロッパ中世をめぐる問い 過去を理解するとは何か

出版社名 山川出版社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-634-67263-5
4-634-67263-4
税込価格 4,400円
頁数・縦 228,5P 20cm

商品内容

要旨

過去のできごとを、多様な「痕跡」から深く観察し、独自の視点を持つ。そして、歴史とは何かを自らに問う。西洋中世史家による認識論的試み。

目次

第1章 五〜七世紀のシリア人商人問題
第2章 西洋中世史の解決すべきいくつかの大きな問題
第3章 メロヴィング国家論
第4章 メロヴィング王朝の婚姻戦略
第5章 西欧中世初期国家における「フィスクス」とその変遷
第6章 メロヴィング朝文書の刑罰条項とその意味
第7章 西ゴート期スレート文書の歴史的コンテクスト
第8章 ヨーロッパ中世の封建制と国家
第9章 十二世紀ルネサンス論再考
第10章 学知とその社会的還元
第11章 十九世紀フランスの歴史学と歴史教育
第12章 日本における西洋中世史研究の展開
第13章 戦間期日本において西洋中世史家であること―鈴木成高の場合

著者紹介

佐藤 彰一 (サトウ ショウイチ)  
1945年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専攻、西洋中世史。名古屋大学名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)