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八甲田山新たな真実 発見された「佐藤書簡」と「倉石手記」

出版社名 山と溪谷社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-635-17218-9
4-635-17218-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 405P 19cm

商品内容

要旨

五連隊の捜索隊として、遭難後、初めて田代新湯に入った佐藤秀雄中尉―。会津の父親に宛てた書簡が発見され、そこには捜索状況など、新たな驚愕の事実が綴られていた。青森五連隊と弘前三十一連隊の行動を比較させながら、八甲田山遭難の全貌を描く。「八甲田山」シリーズの第3弾。

目次

第一章 虚構と真実(津軽
新田次郎と『吹雪の惨劇』 ほか)
第二章 第八師団と雪中行軍(軍備拡張と師団の創立
ライバル意識)
第三章 雪中行軍の準備(因縁の五連隊と三十一連隊
捏造された予行行軍)
第四章 行軍部隊の饗応と彷徨(一月二十日 三十一連隊行軍開始
一月二十一日 五連隊行軍準備開始 ほか)
第五章 山口少佐の死因と遭難原因(自殺説と暗殺説
原因は将兵の訓練不足)
終章

著者紹介

伊藤 薫 (イトウ カオル)  
1958年、青森県に生まれる。元自衛官。青森の第5普通科連隊、青森地方連絡部などに勤務。そのため、当時の青森や津軽の事情にも通じている。2012年10月、3等陸佐で退官。その後、八甲田山雪中行軍事故の研究と執筆に専念し、その成果が『八甲田山 消された真実』(2018年)に結実した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)