• 本

不法行為判例に学ぶ 社会と法の接点

出版社名 有斐閣
出版年月 2011年10月
ISBNコード 978-4-641-13608-3
4-641-13608-4
税込価格 3,300円
頁数・縦 351P 22cm

商品内容

要旨

裁判所による不法行為法理はどのような文脈に根ざし形成されたのか。使い古された基礎概念は正しく理解されているか。事件の背景を丹念に洗い直すことで、膨大な裁判例により構築された不法行為法の、論じられた部分といまだ議論の尽くされない部分を整序、法規範形成のうねりを描き出す。

目次

第1部 古典編(工場と農民―大阪アルカリ事件(1916)
鉄道と沿線―信玄公旗掛松事件(1919)
芸能と複製―雲右衛門事件(1914)
女性と貞操―婚姻予約有効判決(1915)
企業と公害―四日市ぜんそく事件(1972))
第2部 現代編(公私の境界―プライヴァシーと公共圏
マイノリティの利益―宗教・民族・障害
医療と自己決定―生命の尊厳と生活の質
労働環境の再編―職場の花と企業戦士たち
歴史と裁判―戦争と帝国の周辺)

出版社
商品紹介

いくつかの著名な判例を不法行為法の発展の歴史に位置づけ読み返すことにより、基礎概念の真の理解と多様な学説の整理を助ける。

著者紹介

大村 敦志 (オオムラ アツシ)  
1958年生まれ。1982年東京大学法学部卒業。現在、東京大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)