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買物行動と感情 「人」らしさの復権

関西学院大学研究叢書 第201編

出版社名 有斐閣
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-641-16543-4
4-641-16543-2
税込価格 5,060円
頁数・縦 360P 22cm

商品内容

要旨

現実の買物行動をより深く理解するべく、従来の研究で見過ごされてきた感情の持つオーガナイザー(優れたまとめ役)の側面にも光を当て、豊かな消費者像を浮かび上がらせる!長期的な売上増加のためには、企業と顧客の間に長期的関係を築きあげる必要がある。本書では、感情の持つ様々な側面や機能を明示して、長期的な来店行動につながりうるアプローチがいかなるものかを提示する。

目次

買物行動における感情の働きの解明を目指して
第1部 買物行動と感情の理論(買物行動研究の潮流―1920年代から1980年代初頭の研究
感情研究の系譜
買物行動における感情―成果と課題、本書の研究枠組み)
第2部 買物プロセスにおける感情の働き(買物動機と感情―感情的動機の働き
買物目的地選択と感情―感情経験の活用
店舗内行動と感情―オーガナイザーとしての快感情
満足評価と感情―快感情の持続の働き)
第3部 買物行動と感情研究の新展開(通り過ぎられない買物場所の魅力―愛着と選択の歪み
消費者特性と感情―感情重視のマーケティングは誰に有効か)
本書の成果と買物行動・感情研究の今後

著者紹介

石淵 順也 (イシブチ ジュンヤ)  
現職:関西学院大学商学部教授、博士(商学)。専門分野:消費者行動論、マーケティング・リサーチ、商業論。受賞:日本商業学会優秀論文賞(2015年)、日本マーケティング学会マーケティングジャーナルベストペーパー賞(2016年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)