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平安前期の政変と皇位継承

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-642-04667-1
4-642-04667-4
税込価格 9,900円
頁数・縦 275,11P 22cm

商品内容

要旨

桓武天皇の即位にともない、皇統が天武系から天智系に移った。その後、皇子の平城、嵯峨、淳和兄弟が順に皇位を継いだが、先帝の重臣が政変で排除されるなど政治的に不安定な状況が続いた。こうした特異な皇位継承が引き金となった藤原種継暗殺事件や薬子の変、承和の変を詳細に検討し、摂関政治につながる平安前期政治史の流れを明らかにする。

目次

平安前期政変研究の現状と課題
第1部 長岡・平安遷都期の政変と皇位継承(早良親王薨去の周辺
藤原種継事件の再検討―早良親王春宮坊と長岡京の造営
後佐保山陵覚書
長岡京前期の政治的動向
平安京野寺(常住寺)の諸問題)
第2部 平安遷都後の政変と皇位継承(桓武改葬と神野親王廃太子計画
平安遷都と疫病
薬子の変とその背景
承和の変と嵯峨派・淳和派官人
神泉苑御霊会と聖体護持)
平安前期の政治的動向と皇位継承

著者紹介

西本 昌弘 (ニシモト マサヒロ)  
1955年大阪府生まれ。1994年大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、関西大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)