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変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる

歴史文化ライブラリー 315

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2011年3月
ISBNコード 978-4-642-05715-8
4-642-05715-3
税込価格 1,870円
頁数・縦 222P 19cm

商品内容

要旨

おごる平家は久しからず―犯した悪行の因果で滅んだとされる平清盛。悪人としてのイメージはどのように創られてきたのか。『平家物語』や同時代の物語・日記から国定教科書、現代小説まで、変貌する清盛像を読み解く。

目次

子どもたちの清盛―プロローグ
同時代人にとっての清盛
『平家物語』の中の清盛
検非違使文学としての『平家物語』
変貌する清盛
『平家物語』を書きかえる
海港都市と「清盛の子どもたち」の系譜―エピローグ

出版社
商品紹介

平清盛は悪いヤツ?「おごる平家」の創出と変遷を描く。シリーズ316も発売。

おすすめコメント

おごる平家は久しからず―幾多の悪行を犯し、その因果で滅んだ人物とされる平清盛。だが、『平家物語』に描かれる清盛は決して悪人としてのイメージのみにはとどまらない。後世の人々は、彼の「悪行」をどう読みかえてきたのか。同時代の『玉葉』『愚管抄』から国定教科書、吉川英治・宮尾登美子らの現代小説まで、清盛像の創出とその変遷を読み解く。

著者紹介

樋口 大祐 (ヒグチ ダイスケ)  
1968年兵庫県西宮市生まれ。1992年東京大学文学部卒業。1998年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。1999〜2000年、台湾カトリック輔仁大学外国語学部助理教授。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)