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特攻隊の〈故郷〉 霞ケ浦・筑波山・北浦・鹿島灘

歴史文化ライブラリー 485

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-642-05885-8
4-642-05885-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 224P 19cm

商品内容

要旨

空への憧れから飛行兵の道を選んだ若者たちは、なぜ、どのように、誰の命令で特攻隊員となったのか。茨城県の霞ヶ浦や鹿島灘での厳しい訓練と、食事や外出などの生活から特攻隊の原風景を探り、その歴史を問い直す。

目次

特攻隊の原風景―プロローグ
霞ヶ浦のほとりで(予科練生の原風景
描かれる予科練
予科練特攻隊の原風景)
筑波山を仰いで(「筑波隊」の原風景
もう一つの「筑波隊」
筑波山と特攻隊)
北浦湖畔で(陸軍最初の体当たり部隊
万朶隊誕生
万朶隊以後)
鹿島灘に向かって(人間爆弾「桜花」の原風景
眼に映る桜花)
特攻隊の現風景―エピローグ

おすすめコメント

空に憧れ飛行兵への道を選んだ若者たちは、なぜ、どのように、誰の命令で「必死」の任務、特攻隊員となったのか。筑波山を仰ぐ茨城県霞ヶ浦湖畔や北浦・鹿島灘を望む地で、厳しい訓練に励んだ予科練生・飛行予備学生たち。訓練の地での食事や外出など、日々の生活から彼らの原風景を探り、特攻隊賛美の風潮が高まる今日、その歴史を問い直す。

著者紹介

伊藤 純郎 (イトウ ジュンロウ)  
1957年、長野県に生まれる。1981年、筑波大学第一群人文学類卒業。現在、筑波大学人文社会系歴史・人類学専攻長・教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)