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女と男の大奥 大奥法度を読み解く

歴史文化ライブラリー 528

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-642-05928-2
4-642-05928-8
税込価格 1,870円
頁数・縦 223P 19cm

商品内容

要旨

江戸城本丸奥にあり、将軍の家族が暮らした後宮=大奥。その実態を知る上で不可欠な大奥法度から歴史・職制・機能を分析。多くの男たちが出入りしていた事実を明らかにし、「女たちの大奥」という固定観念を問い直す。

目次

女たちの大奥に出入りする男たち―プロローグ
江戸城大奥の成立(江戸城を構成する人びと―表向と奥向
成立期の大奥
二代将軍秀忠と大奥
大奥に出入りする人びと)
江戸城大奥の従属化(三代将軍家光と大奥
四代将軍家綱と大奥
老中による大奥支配)
江戸城大奥役人の制度化(五代将軍綱吉と大奥
相次ぐ女中法度の整備
八代将軍吉宗と大奥
近世後期の大奥)
江戸城大奥のゆくえ―エピローグ

出版社・メーカーコメント

江戸城の本丸奥にあり、将軍の家族が暮らしていた後宮=大奥。愛憎と陰謀渦巻く男子禁制の世界のイメージが根強いが、実態はどうだったのか。江戸時代を通して十四度発令された大奥法度(奥方法度・女中法度)を読み解き、その歴史・職制・機能を分析。多くの男たちが出入りしていた事実を明らかにし、「女たちの大奥」という固定観念を問い直す。

著者紹介

福田 千鶴 (フクダ チズル)  
1961年、福岡県に生まれる。1993年、九州大学大学院文学研究科博士課程後期中途退学。1997年、九州大学博士(文学)取得。国文学研究資料館・史料館助手、東京都立大学助教授、九州産業大学教授等を経て、九州大学基幹教育院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)