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近代日本の転機 昭和・平成編

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-642-07975-4
4-642-07975-0
税込価格 3,080円
頁数・縦 302,3P 20cm
シリーズ名 近代日本の転機

商品内容

要旨

世界恐慌、2・26事件、東京大空襲、極東国際軍事裁判、石油ショック、地下鉄サリン事件、大企業不祥事…。歴史にはその流れを大きく変え、または加速させ、歴史の行方を決定づけた転換点がある。昭和・平成の日本を変えた32の“その時”。

目次

1 国際的孤立化の歩み(世界恐慌とその波紋―ウォール街からの衝撃
満洲事変の勃発―不拡大方針の挫折
五・一五事件―憲政の常道の終焉
松岡洋右の誤算―国際連盟脱退
否認された天皇機関説―骨抜きにされた明治憲法の立憲主義
軍隊の叛乱―二・二六事件
「北支事変」から「支那事変」へ―大山大尉事件
国家総動員法の成立―議会政治は停止されたか
東京オリンピック開催返上の決定―幻のオリンピック)
2 戦争の時代(大政翼賛会の成立―失われた政治的求心力
紀元二六〇〇年式典―思想統制は成功したか
大本営政府連絡会議の大激論―対英米最終方針
日英米開戦―火蓋を切ったコタバル上陸
翼賛選挙―翼賛政治体制の成立
珊瑚海の蹉跌奪取史上初の空母決戦
大東亜会議と大東亜共栄圏―その理想と現実をどう見るか
ヤルタ会談と米英ソの協力・対立―第二次世界大戦見直しの動き
東京大空襲―第二次世界大戦下の都市無差別爆撃
天皇の裁断―異例のポツダム宣言受諾)
3 廃墟からの復興(降伏文書調印―日本「帝国」の最期
マッカーサー草案の提示―日本国憲法の第一歩
防げなかった破局的インフレ―金融緊急措置令の発布
女性代議士の登場―日本初の女性参政権行使
極東国際軍事裁判―歴史を裁判できるのか?
朝鮮戦争勃発―日本の掃海隊派遣
主権と独立の回復―対日講和条約、戦後外交のスタートライン)
4 経済繁栄とその病理(保守合同―五五年体制の成立
東海道新幹線の開通―経済の高度成長
田中角栄の決断―日中国交正常化から平和友好条約の締結まで
トイレットペーパー買い占め―石油ショックと日本経済
地下鉄サリン事件)
混迷する日本経済と企業不祥事―エピローグ

著者紹介

鳥海 靖 (トリウミ ヤスシ)  
1934年東京に生まれる。1958年東京大学文学部国史学科卒業。1961年同大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程中退。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)