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豊臣秀長 秀吉と泰平の世をめざした、もう一人の天下人

早稲田新書 029

出版社名 早稲田大学出版部
出版年月 2025年12月
ISBNコード 978-4-657-25010-0
4-657-25010-8
税込価格 1,045円
頁数・縦 242P 18cm

商品内容

要旨

秀吉の弟にして、豊臣政権ナンバー2ともいわれる豊臣秀長。あまたの戦国武将が、血を分けた兄弟と骨肉の争いを繰り広げたのに対し、秀長は、兄秀吉からもっとも信頼され、その天下統一事業を、あるときは合戦の場で、またあるときは交渉の場で支えていく。政権内で余人をもって代えがたい地位を占めていた秀長の実像を、最新の研究成果をもとに明らかにしつつ、たんなるナンバー2を超えた“もう一人の天下人”という、新たな秀長像を提示する。

目次

第一章 秀吉の弟として(兄秀吉に仕えるまで
信長に仕える秀吉のもとで)
第二章 信長の死、兄弟の命運(秀吉とともに中国攻めへ
本能寺の変と「中国大返し」)
第三章 兄秀吉の覇業とともに(賎ヶ岳の戦いから小牧・長久手の戦いへ
紀州攻めと四国攻め)
第四章 豊臣政権を支える大黒柱(秀長による大和支配
城と秀長)
第五章 秀長の死と迷走する豊臣政権(秀長、小田原攻めに参陣せず
豊臣政権にとって朝鮮出兵とは
秀長の死とその後)

著者紹介

小和田 哲男 (オワダ テツオ)  
1944年、静岡県生まれ。1972年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。文学博士。静岡大学教育学部教授を経て、現在、同大学名誉教授。NHK大河ドラマの時代考証を数多く手掛けるほか、テレビ出演や講演も精力的に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)