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食の未来のためのフィールドノート 「第三の皿」をめざして 下

海と種子

出版社名 NTT出版
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-7571-6067-5
4-7571-6067-4
税込価格 3,080円
頁数・縦 376P 19cm
シリーズ名 食の未来のためのフィールドノート

商品内容

要旨

「ファーム・トゥ・テーブル(農場から食卓へ)」をうたい、食材への徹底したこだわりと美しい料理で知られるニューヨークの三ツ星レストラン“ブルーヒル”。オバマ大統領夫妻もお忍びで通う人気店のシェフが、現代の食システムが抱える様々な問題に切り込み、私たちがめざす未来の食のあり方に迫る。世界中の農家や畜産家、養殖場、育種家のもとを訪れ、10年の歳月をかけて彼が最後に見つけた答えとは―。「ニューヨーク・タイムズ」紙ベストセラー、ジェームズ・ビアード賞(料理界のアカデミー賞)受賞。下巻は先端技術と伝統を融合した「漁業」と「種の育成」について。

目次

第3部 海―心臓はポンプではない(マグロを食べさせるなんて
海の資源は無尽蔵ではない
魚に首ったけのシェフ
環境にやさしい養殖
シェフが変えた魚の世界
魚の味方、養殖場を訪ねる
持続可能なシーフード
魚の流通革命
文化の継承と環境保護
ボラはおいしい
養殖魚を召し上がれ)
第4部 種子―未来の青写真(有機農業の輪が支える未来
小麦粉は無味無臭ではない
アメリカ南部料理のルーツを求めて
よい種は自ら意思表示する
シェフも農業コミュニティのメンバー
交配種はモンスターではない
地産池消をめざして)

おすすめコメント

「現代アメリカのフードシステムと、そのあるべき未来の姿について、雄弁且つ思慮深い考察をしている。この喫緊の問題について、非常に希有な視点から新たな一石を投じている。現代人の必読書」──アル・ゴア(元アメリカ副大統領) 服部幸應氏(料理評論家/服部栄養専門学校校長)も推薦。

著者紹介

バーバー,ダン (バーバー,ダン)   Barber,Dan
1969年ニューヨーク州生まれ。タフツ大学卒業。ニューヨーク・ウェストビレッジの“ブルーヒル”、ニューヨーク郊外の農場直結型レストラン“ブルーヒル・ストーンバーンズ”(ミシュラン★★★)シェフ・共同経営者。『食の未来のためのフィールドノート―「第三の皿」をめざして』および“ブルーヒル・ストーンバーンズ”は、料理界のアカデミー賞と呼ばれる「ジェームズ・ビアード賞」を受賞(2015年)。「世界で最も影響力のある100人」(「タイム」誌)、「ニューヨーク市のベストシェフ」、「米国のトップシェフ」(ジェームズ・ビアード財団)に選ばれている
小坂 恵理 (コサカ エリ)  
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)