対称詞体系の歴史的研究
研究叢書 455
出版社名 | 和泉書院 |
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出版年月 | 2015年3月 |
ISBNコード |
978-4-7576-0735-4
(4-7576-0735-0) |
税込価格 | 7,700円 |
頁数・縦 | 281P 22cm |
商品内容
要旨 |
標準語においては、年齢や地位の上位者に対しては二人称代名詞で言及することができないが、下位者に対しては言及することができる。この体系を「上下対称詞」と呼び、王朝文学、軍記物語、『捷解新語』等の外国語資料、散切物、小説、雑誌、国定国語教科書、新聞記事等、それぞれの時代の言語資料を調査。また、各地の方言の考察も行った結果、公家や武家の公的言語として継承されてきた上下対称詞の体系が、明治期からの学校教育等を通じて標準語として全国に確立されたという結論に達した。さらに海外周辺国の対称詞についても言及し、系統論的な問題も提起する。対称詞を歴史社会言語学的観点から分析する。 |
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目次 |
対称詞体系の歴史的研究 |
出版社 商品紹介 |
中古~現代に至るまでの対称詞の歴史的な体系を論究する。方言の考察も行い、標準語との違いを記述、周辺国の対称詞も考察に含む。 |