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赤ひげ診療譚

ハルキ文庫 や7-5 時代小説文庫

出版社名 角川春樹事務所
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-7584-3382-2
4-7584-3382-8
税込価格 796円
頁数・縦 331P 16cm

商品内容

要旨

長崎で最新の医学を学び、江戸に戻った保本登は、突然小石川養生所に呼び出され、見習い勤務を命ぜられた。エリートとしての矜持を抱く登は、「赤髯」と呼ばれる医長・新出去定の強引さに不満を抱き、激しい反発を覚える。だが、養生所を訪れる貧しい患者たちや、徒労とみえることに日々を費やす「赤髯」とふれ合ううち―。病や死を通して“生”の重みを描き出した、山本周五郎渾身の傑作。

著者紹介

山本 周五郎 (ヤマモト シュウゴロウ)  
1903年、山梨県生まれ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年『須磨寺附近』が「文藝春秋」に掲載され、文壇デビュー作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を辞退。以後、『樅の木は残った』『赤ひげ診療譚』など次々と代表作を残した。1967年2月14日没。享年63歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)