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柔らかヒューマノイド ロボットが知能の謎を解き明かす

DOJIN選書 70

出版社名 化学同人
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-7598-1670-9
4-7598-1670-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 209P 19cm

商品内容

要旨

人間そっくりなロボット、ヒューマノイド。なぜロボットを人間に似せるのか。人間そっくりなロボットの研究から、どんなことがわかるのか。本書では、ドア開け、二足歩行、跳躍などを題材として、ヒューマノイドに何ができるのかを紹介し、身体の柔らかさと知能の関係を考察する。仮説を立てては実験を繰り返し、困難な課題にチャレンジするロボット研究。その醍醐味を、臨場感たっぷりに伝える。

目次

第1章 ヒューマノイドとは何か―人間に似せる理由
第2章 ヒューマノイドの柔らかな手―手の構造をまねる
第3章 ロボットのドア開けはなぜ難しいか―腕の構造が生み出す知能
第4章 歩きだす柔らかいヒューマノイド―受動的二足歩行
第5章 ヒューマノイドの歩行を人間に近づける―少しずつ複雑さを増す
第6章 跳躍するヒューマノイド―柔らかさの構造と構成論的研究
第7章 柔らかヒューマノイドは環境の変化に対応できるか
おわりに―動き続けるロボットをつくるために

おすすめコメント

さまざまな場面での活躍が期待されているロボット.人間と接し,人間の代わりを務める「究極の」ヒューマノイドロボットが実現するとき,それはどのようなものになるのだろうか.従来の「硬い」ロボットのままでよいのだろうか.本書では,近年注目を集めるソフトロボティクスの立場から,ヒューマノイドに「柔らかさ」が必要な理由を,ドア開け,二足歩行,跳躍などを題材に考える.仮説を立てては検証を繰り返し,着実に歩を進めるヒューマノイド研究の醍醐味を,臨場感たっぷりに伝える.

著者紹介

細田 耕 (ホソダ コウ)  
1965年、大阪府生まれ。93年、京都大学大学院工学研究科博士課程修了。大阪大学工学部助手、同大学工学研究科助教授、同大学情報科学研究科教授などを経て、大阪大学大学院基礎工学研究科教授。博士(工学)。専門は、ロボティクス。おもな研究内容は、生物を規範としたロボットによる適応的な運動知能に関する構成論的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)