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量子力学は、本当は量子の話ではない 「奇妙な」解釈からの脱却を探る

出版社名 化学同人
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-7598-2069-0
4-7598-2069-8
税込価格 3,080円
頁数・縦 337P 19cm

商品内容

要旨

量子論における直感に反することや不可解なこと。それらを「奇妙」とはもはや言っていられない。「奇妙」からの脱却の時はもう来ている。

目次

量子力学が何を意味しているかを言える者はいない(これが本書の主張である)
量子力学は、本当は量子の話ではない
量子物体は波動でも粒子でもない(が、そのようなこともある)
量子粒子は一度に二つの状態にはない(が、そのようなこともある)
何が「起こる」かは、それについて何を見いだすかによる
量子論の解釈の仕方にもいろいろある(そして、どれもどうも意味をなさない)
どのような問いも、答えは「イエス」だ(「ノー」でない限り)
すべてを一度に知ることはできない
量子物体の性質がその物体だけに収まっている必要はない
「不気味な遠隔作用」はない
日常世界は量子世界の人間スケールにおける現れである
経験するすべてはそれを引き起こしている何かの(部分的な)複製である
シュレーディンガーの猫には子がいる
量子力学はテクノロジーに活かせる
量子コンピューターが「多くの計算を一度に」実行するとは限らない
「量子」あなたはほかにいない
物事はさらにいっそう「量子的」になりえた(ならば、なぜそうではないのか?)
量子力学の基本法則は思ったよりシンプルかもしれない
底へはたどり着けるのか?

著者紹介

ボール,フィリップ (ボール,フィリップ)   Ball,Philip
サイエンスライター。「ネイチャー」誌で20年以上編集に携わったのち、著名な新聞・雑誌で科学全般について幅広い執筆活動を行っている
松井 信彦 (マツイ ノブヒコ)  
翻訳家。慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻前期博士課程(修士課程)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)