• 本

たった一人の読者を生きる

出版社名 柏書房
出版年月 2026年5月
ISBNコード 978-4-7601-5659-7
4-7601-5659-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 219P 19cm

商品内容

要旨

もう誰にも動員させられたくない。この心は私のもの。あなたのもの。どうしようもなく自分の心を打つものがこの世界にあって、どうしようもないくらい自分以外の人には知られていない、そんな現象について。小さな声の文学者が、あなたに語る。小さな「自分」を守ることで、誰かとつながる12の内緒話。

目次

はじめに―一つの「物語」が居られるところ
「そのむごい人間が自分なんだ」
「川はいつもにごっている」
「日々の谷間に疲れてよりかかるイス」
読めない手紙
「女はすべて美しい」
愛読書にまつわる怖い話
言葉の網目で個を包む
無精卵の哀しみ
素がこぼれる
障害者について考えるのは誰の仕事か
「絶版」にさえなれない
大切な人の大切なものを大切にする
おわりに―欲しいのは語り続けるあきらめの悪さ

著者紹介

荒井 裕樹 (アライ ユウキ)  
1980年東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。作家、文学者。専門は障害者文化論、日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、二松學舎大学教授を経て、2026年4月より現職。2022年、第一五回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞。2025年、第四七回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)