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技師たちがみた江戸・東京の風景

出版社名 学芸出版社
出版年月 2010年4月
ISBNコード 978-4-7615-1270-5
4-7615-1270-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 158P 21cm

商品内容

目次

1章 庶民が楽しんだ江戸・東京の風景(町の変貌―江戸から東京へ
庶民が楽しんだ江戸の風景・東京の風景
風景の楽しみからは変わったか)
2章 技師たちがみた江戸・東京の風景(日本橋における「みもの」づくり
日本橋通りを東京の目抜き通りへ
外濠をめぐる開発と保存問題)
3章 近代都市東京をつくる(変貌する江戸
不体裁な都市東京の出現と美観意識の萌芽
美観のための制度の誕生)
4章 風景と向き合う(風景観の混沌から学ぶこと
風景の楽しみを語らう)

出版社・メーカーコメント

明治・大正期は価値観が激変した時代とされるが、断絶と言える程潔いものだったのか?街の改変の現場で、技師達は、近世の風景観と欧化への志に挟まれ葛藤する。その姿は我々が今も整った街並みを実現できずにいる一方、江戸の庶民が愛でた賑わいの風景に共感することに気付かせ、良い景観とは何かという問いの再考を迫る。

著者紹介

笠原 知子 (カサハラ トモコ)  
1973年生まれ。1998年、東京工業大学大学院社会理工学研究科修士課程修了。アジア航測株式会社道路・橋梁部勤務を経て、2005年、東京工業大学大学院博士課程修了、博士(工学)。現在、東京工業大学大学院社会理工学研究科助教。専門は、景観論、地域景観計画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)