• 本

建築で循環をデザインする

出版社名 学芸出版社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-7615-2942-0
4-7615-2942-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 157P 21cm

商品内容

要旨

地球環境への意識が高まる中、建築設計のあり方も変わっている。本書では環境をテーマに自治体・企業と共同プロジェクトを行ってきた九州大学BeCATの実践から、循環時代の新しい設計手法のプロトタイプを提示する。エネルギー・資源循環・事物連関など7つのテーマで、地域性を踏まえつつ先端技術を用いた試みを紹介。

目次

1章 循環の時代の建築デザイン(座談会―重松象平・末廣香織・末光弘和・吉良森子・百枝優「持続可能な世界の実現のために、新しい建築のあり方を問う」
循環にまつわる7つのテーマ)
2章 循環×建築 7つの社会実験から導く設計手法のプロトタイプ(環境解析が導く地域の風景 「糸島の環境住宅」BeCAT×JR九州住宅
時間の多層化と持続可能性 「酒蔵ガルテン」BeCAT×杉能舎
建築と経済の関係性のデザイン 「ステップコモンズ」BeCAT×大和ハウス工業 ほか)
3章 未来に向けて何ができるのか(アジア型環境建築のプロトタイプ
21世紀のモダニズムの入り口で
理のある建築、コモンズの象徴として)

著者紹介

重松 象平 (シゲマツ ショウヘイ)  
BeCATセンター長。OMAのパートナーおよびニューヨーク事務所代表/九州大学大学院人間環境学研究院教授。1973年福岡県生まれ。九州大学工学部建築学科卒業後、1998年よりOMAに所属し、2008年パートナー就任。ハーバード大学GSD、コロンビア大学GSAPPなどで客員教授を歴任。2021年〜九州大学大学院教授
末廣 香織 (スエヒロ カオル)  
BeCAT副センター長。九州大学大学院教授/NKS2アーキテクツ共同主宰。1986年九州大学大学院修士課程修了。1986〜90年SKM設計計画事務所。1994年ベルラーヘ・インスティテュート建築学大学院修了。1993年ヘルマン・ヘルツベルハー建築設計事務所。1994〜98年九州大学工学部建築学科助手。1998年〜NKSアーキテクツ(現NKS2アーキテクツ)共同主宰。2005年〜九州大学大学院准教授、2022年〜九州大学大学院教授
末光 弘和 (スエミツ ヒロカズ)  
BeCATデザインラボ長。九州大学大学院准教授/SUEP.共同主宰。1976年愛媛県生まれ。1999年東京大学卒業。2001年東京大学大学院修了後、2001〜06年伊東豊雄建築設計事務所。2007年〜SUEP.共同主宰。2009〜11年横浜国立大学大学院Y‐GSA設計助手。2020年〜九州大学大学院准教授
吉良 森子 (キラ モリコ)  
BeCAT担当教授。moriko kira architect主宰/九州大学大学院教授。1965年東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻修士卒業。1996年オランダ、アムステルダムにてmoriko kira architect設立。1998〜2003年オランダ政府国土開発環境省建築局建築士として勤務。2004〜2010年アムステルダム市景観委員。2010〜19年神戸芸術工科大学客員教授。2022〜25年明治大学特別招聘教授。2022年〜九州大学大学院教授
百枝 優 (モモエダ ユウ)  
BeCAT担当准教授。百枝優建築設計事務所主宰/九州大学特任准教授。1983年長崎生まれ。2006年九州大学芸術工学部環境設計学科卒業。2009年横浜国立大学大学院/建築都市スクールY‐GSA修了。2010年隈研吾建築都市設計事務所入社。2014年百枝優建築設計事務所設立。2024年〜九州大学特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)