• 本

海峡の向こうの隣人たち 稚内市役所からサハリンへ、駐在員の軌跡

出版社名 花伝社
出版年月 2026年4月
ISBNコード 978-4-7634-2226-2
4-7634-2226-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 316P 19cm

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要旨

日本の北端、もっとも国境に近い街の一つである北海道稚内市。ラペルーズ海峡を挟んだ対岸には、かつて南半分が日本領土だった、ロシアのサハリン(旧名:樺太)がある。稚内とサハリンの間では、天然資源をめぐる民間の協力のほか、稚内市役所に設けられたサハリン課を中心に行政主導の交流も進められてきた。本書は、稚内市役所サハリン課、そして稚内市サハリン事務所長としてサハリンに駐在した著者が、自らの業務や駐在員としての暮らし、現地の人たちとの交流、交流の背景にある日ロ関係などを綴ったエッセイ。国境を越える現場からの貴重なドキュメントである。著者がとくに尽力したのは、稚内とサハリンの交流の生命線ともいえる「稚内-サハリン定期フェリー」に関する業務であり、その他の業務も含め、仕事を通じてサハリンの人々との豊かなつながりを築いていった。著者は1973年北海道生まれ。稚内市役所入庁後、サハリン事務所長、サハリン課長などを歴任。退職後、2023年に個人事業「P.B. ル・デトロワ」を開業し、日ロ関係やサハリンに関する執筆活動を行っている。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2026年6月10日]

商品内容

要旨

これは、外交の空白を埋める当事者の記憶である。北海道から最も近い外国、ロシア・サハリン。2022年、これまで20年にわたって交流を続けてきた稚内市役所から、「サハリン課」の看板が外された。コロナウィルス、ウクライナ侵攻、そして断絶。積み重ねてきた人と人とのつながりは、あっけなく引き裂かれる。それでも思い返して胸に浮かぶのは、何気ない日々の尊さだった―サハリン課で対岸を見つめ続けてきた一人の駐在員が綴る、苦渋と祈りのドキュメント。

目次

第一章 隣街サハリン―稚内から見た風景(北の岬から見る国境
時代のうねりと変わる地域 ほか)
第二章 国境を紡ぐ行政の現場(稚内サハリン課の挑戦
サハリンの人びとが求めるもの ほか)
第三章 ユーラシアへのゲートウェイ(駐在員の日常
情報拠点としてのサハリン事務所 ほか)
第四章 コロナ禍とウクライナ戦争(2020年2月29日の衝撃
サハリンでのコロナ感染 ほか)
第五章 サハリンのいま(「非友好」の壁を超えて
再訪の軌跡 ほか)

著者紹介

三谷 将 (ミタニ マサシ)  
1973年、北海道生まれ。北海道大学文学部哲学科卒業。稚内市役所入庁後、サハリン事務所所長、サハリン課課長などを歴任。退職後、2023年に個人事業「P.B.ル・デトロワ」を開業。日ロ関係やサハリンに関する執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)