民事訴訟における後訴遮断理論の再構成
出版社名 | 慶應義塾大学出版会 |
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出版年月 | 2022年2月 |
ISBNコード |
978-4-7664-2798-1
(4-7664-2798-X) |
税込価格 | 5,500円 |
頁数・縦 | 264P 22cm |
商品内容
要旨 |
再訴事案の法的規律に挑む。わが国の既判力理論、その補完法理としての信義則理論が直面する理論的課題に対し、英米法の後訴遮断理論に考察のための新たな手掛かりを得て、伝統的な議論を再考。この二元的な規律の合理性を検証し、わが国における既判力規範と信義則規範の具体的な運用指針を提供することを試みる先駆的研究。 |
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目次 |
序論 本書の目的と構成 |
出版社・メーカーコメント
民事訴訟法で規定されている確定判決の「既判力」。既判力は、訴訟の当事者や後の裁判所を拘束しこれに矛盾する主張を行うことは許されていない。日本の民事訴訟法の既判力理論はドイツ法の影響を強く受けてきたが、英米法の後訴遮断理論を応用することはできるのだろうか。伝統的な理論の再構築を試みる、次世代の斬新な研究。