宮本常一〈抵抗〉の民俗学 地方からの叛逆
出版社名 | 慶應義塾大学出版会 |
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出版年月 | 2023年8月 |
ISBNコード |
978-4-7664-2903-9
(4-7664-2903-6) |
税込価格 | 3,300円 |
頁数・縦 | 392,26P 20cm |
商品内容
要旨 |
柳田国男、南方熊楠、折口信夫と並ぶ民俗学界のビッグネーム宮本常一。本書では、斯界の巨人としてではなく、当時広がっていた地域文化運動を構成する一個人としての宮本に着目し、行政と地域住民とのあいだを取り持ち、運動を自律的なものへと導こうとした、メディエーターとしての宮本常一に焦点をあて、地方の代弁者として活動した宮本常一の思想の核心に迫る。 |
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目次 |
序章 島の「遅れ」と文化運動 |
出版社・メーカーコメント
宮本常一は敗北したのかポスト高度経済成長期の日本において、疲弊する離島の人びとに寄り添い、彼らの自立を促すために奔走した宮本常一の思想や行動は完全なる敗北だったのか。たんなる民俗学者ではなく、地方の代弁者として活動した宮本常一の思想の核心に迫る。柳田国男、南方熊楠、折口信夫と並ぶ民俗学界のビッグネーム--宮本常一。本書では、斯界の巨人としてではなく、当時広がっていた地域文化運動を構成する一個人としての宮本に着目し、行政と地域住民とのあいだを取り持ち、運動を自律的なものへと導こうとした、メディエーターとしての宮本常一に焦点をあて、地方の代弁者として活動した宮本常一の思想の核心に迫る。