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感動を、演技する フランクフルト学派の性愛論

龍谷叢書 61

出版社名 晃洋書房
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-7710-3680-2
4-7710-3680-2
税込価格 5,280円
頁数・縦 348,13P 22cm

商品内容

要旨

フランクフルト学派の男たちは愛や性、エロス、身体について何を語り、何を語らなかったか。一世紀にわたる論争史をふりかえり、彼らの知られざる苦悩、葛藤、欲望、そして女たちとの傷だらけの「交わり」に光を当て、身体化する批判理論、演技する弁証法の可能性を模索する。

目次

序論にして結論
第1部 動じぬ男たち(アドルノ、そして「女々しき男たち」のイマーゴ
H.マルクーゼ、そしてオナニストたちのユートピア
ハーバーマス、そして「一般化された他者」
ホネット、そして闘争なき「承認をめぐる闘争」)
第2部 アドルノの動揺(女たちの影、女という影―アドルノのセクシュアリティを覗く(1)
エロスと弁証法―アドルノのセクシュアリティを覗く(2)
笑うアドルノ―あるカバと猟犬の物語)
第3部 振動する語り(承認・苦悩・バイオグラフィー―批判理論の現在
理想的読者とは誰か―コンステラツィオーン風に
意味が立ち上がるとき―ポスト近代的な語りの布置)

著者紹介

入谷 秀一 (ニュウヤ シュウイチ)  
1975年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、龍谷大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)