• 本

複雑性PTSDの理解と回復 子ども時代のトラウマを癒すコンパッションとセルフケア

出版社名 金剛出版
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-7724-1884-3
4-7724-1884-9
税込価格 3,080円
頁数・縦 188P 21cm

商品内容

要旨

現在の苦痛と過去のトラウマとの結びつきに気づき対処スキルを身につける。トラウマインフォームドケアの実践。

目次

第1章 複雑性PTSDの理解
第2章 回避症状からの回復
第3章 侵襲的・侵入的な症状からの回復
第4章 抑うつ症状からの回復
第5章 情動調整不全のマネジメント
第6章 解離症状からの回復
第7章 健康的な対人関係を築く
第8章 自己認識の問題からの回復
第9章 虐待者への過剰な同一化からの回復
第10章 絶望と失望の感情の克服
第11章 その成いのままで

出版社・メーカーコメント

複雑性PTSD(C−PTSD)は、小児期に親や養育者などからの虐待やネグレクト、DVなどのトラウマティックなできごとに繰り返し長期にわたってさらされることによって起こります。子ども時代に身体と心に深刻な影響を受けるとおとなになっても他者への不信感や不安定な体調や情緒に苛まれ、自分自身を責めたり傷つけたりすることがあります。本書では、ソマティック・アプローチとマインドフルネスを基盤としたトラウマ臨床で成果を上げている著者が、複雑性PTSDの症状やメカニズムをわかりやすく説明したうえで、自分にコンパッション(思いやり)を向けることに焦点をあてて、身体と心を癒していくセルフケアのスキルを紹介しています。よくみられる症状や感情調節、対人関係の問題などへの対処法、また、複雑性PTSDをかかえる人の体験談を自分のペースで読み進め実践していくことで、子ども時代のトラウマから自分の人生を取り戻すための道を歩むことができるでしょう。複雑性PTSD(C−PTSD)は、小児期に親や養育者などからの虐待やネグレクト、DVなどのトラウマティックなできごとに繰り返し長期にわたってさらされることによって起こる。子ども時代に身体と心に深刻な影響を受けるとおとなになっても他者への不信感や不安定な体調や情緒に苛まれ、自分自身を責めたり傷つけたりすることがある。本書では、ソマティック・アプローチとマインドフルネスを基盤としたトラウマ臨床で成果を上げている著者が、複雑性PTSDの症状やメカニズムをわかりやすく説明したうえで、自分にコンパッション(思いやり)を向けることに焦点をあてて、身体と心を癒していくセルフケアのスキルを紹介している。よくみられる症状や感情調節、対人関係の問題などへの対処法、また、複雑性PTSDをかかえる人の体験談を自分のペースで読み進め実践していくことで、子ども時代のトラウマから自分の人生を取り戻すための道を歩むことができるだろう。

著者紹介

シュワルツ,アリエル (シュワルツ,アリエル)   Schwartz,Arielle
公認臨床心理士、EMDR療法コンサルタント、公認臨床トラウマ治療専門家、公認ヨガインストラクターであり、国際的に知られる講演家としても活動。米国コロラド州ボルダーで個人開業をしている。コロラド州のナロッパ大学にてソマティック心理学の修士号取得、カリフォルニア州のフィールディング大学大学院にて臨床心理学の博士号取得。あらゆる人が知識によってエンパワーされるべきであるという思いから、講演会、SNS、ブログを通して、メンタルヘルスとウエルネスの最新情報を届けている
野坂 祐子 (ノサカ サチコ)  
大阪大学大学院人間科学研究科臨床教育学講座教育心理学分野准教授、博士(人間学)。公認心理師・臨床心理士。2004年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達科学専攻博士後期課程単位取得退学。同年、大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター専任講師、2009年同センター准教授を経て、2013年より現職。専門は発達臨床心理学・トラウマ臨床。児童福祉領域・教育現場において、虐待・ネグレクトや犯罪被害等によるトラウマの理解と支援に関する研究と臨床実践を行う。主に、性暴力の被害・加害に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)