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江戸の天文学者星空を翔ける 幕府天文方、渋川春海から伊能忠敬まで

知りたい!サイエンス 032

出版社名 技術評論社
出版年月 2008年7月
ISBNコード 978-4-7741-3515-1
4-7741-3515-1
税込価格 1,738円
頁数・縦 255P 19cm

商品内容

要旨

観念的な陰陽道の宇宙観から、科学としての天文学へ。ときは江戸時代、初代天文方の渋川春海、高橋至時、伊能忠敬と、生涯をかけて宇宙の真理を探求し天文に情熱を注いだ人たちがいた。観測装置・技術は改良され、暦はより精密になった。そして彼らと我々をつなぐもの、それは…いつの時代も変わらない、星空に対するロマンである。

目次

第1章 日本天文学の幕開けと渋川春海
第2章 天文将軍、吉宗の登場
第3章 麻田派天文学者と寛政の改暦
第4章 浅草天文台と伊能忠敬の日本全国測量
第5章 日本人を魅了した新奇な西洋天文儀器
第6章 望遠鏡の製作と在野の天文家たち
第7章 いつの時代も天体観望は皆の楽しみ―星空ロマン

著者紹介

中村 士 (ナカムラ ツコウ)  
1970年に東京大学理学部天文学科を卒業、1975年に東京大学理系大学院博士課程を修了。理学博士。1976年に東京天文台(国立天文台の前身)に入所。1984〜5年、米国スペーステレスコープ科学研究所研究員。小惑星探査機“はやぶさ”の可視カメラの設計・開発指導、すばる望遠鏡による微小小惑星の探査観測を行う傍ら、江戸時代の天文学を研究。2006年に国立天文台を定年退官。2008年4月から帝京平成大学教授。国際天文学史研究誌、Journal of Astronomical History and Heritageの編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)