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天下御免の無敵剣 菊と葵の太刀 書下ろし長編時代小説

コスミック・時代文庫 は12−10

出版社名 コスミック出版
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-7747-1338-0
4-7747-1338-4
税込価格 682円
頁数・縦 250P 15cm
シリーズ名 天下御免の無敵剣

商品内容

要旨

ものごころついたときは、京の尼寺に預けられていた六條頼母。位ある公家の血を引いている、と噂は立っていたが、羽織の背に菊の紋所が鮮やかに染まっているのを見た者は、帝の落し胤ではないかと、平伏した。そんな頼母が二十歳となった折、従四位下の官位を有するが故に、帝からある下命がもたらされる。将軍家への恭順を示すため江戸に下向し、橋渡し役として徳川へお仕えせよ、と申し渡されたのだった。小石川伝通院の寺侍となった頼母だが、畏れ多くもその身は帝の名代。寺社ばかりか大名家の屋敷にも“御出入り勝手”の証を得る。拝領した銘刀・粟田口吉光で不義を斬る頼母―。朝廷と幕府の名をもって天下を治めたいと渇望する美剣士の闘いがいま、幕を開ける!

著者紹介

早瀬 詠一郎 (ハヤセ エイイチロウ)  
東京生まれ。学習院大卒。放送作家・脚本家として芸術祭、教育映画祭などの優秀賞を受賞。2000年、『萩大老』(新潮社)で作家デビュー。一方で邦楽の家に生まれ、「岡本紋弥」の名で古典浄瑠璃“新内”の継承者として全国を口演する伝統芸能者で、番組の語り手ナレーターでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)