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秘剣の名医 蘭方検死医沢村伊織 5 書下ろし長編時代小説

コスミック・時代文庫 な4−9

出版社名 コスミック出版
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-7747-6154-1
4-7747-6154-0
税込価格 693円
頁数・縦 263P 15cm
シリーズ名 秘剣の名医

商品内容

要旨

幕府御典医の名家に生まれ、長崎に留学し、シーボルトの弟子となって最新の医術を会得した医者・沢村伊織。幕府の夷狄弾圧のあおりで、やむなく吉原の裏長屋で診療所を開いたのだが、数々の治療やそれにともなう事件を解決していった結果、蘭学塾の経営とともに、奉行所のいわば検死官を担うこととなった。そんなある日のこと、伊織は、越後屋の主人から大きな手術を頼まれる。背中を刀でばっさり斬られていたが、さいわいにも大事にはいたらず、無事に治療を終えたのだが、どうやらその裏には、表沙汰にはできぬ、家族の呪いが秘められているようであった…。実際に家系図を駆使し、意外な展開で贈る人気シリーズ第五弾!

出版社・メーカーコメント

吉原の裏長屋に住む若き医師・沢村伊織。遊女の診察や、精力剤の調合などで生計を立てる、なんともあやしげな医者ではあるが、実のところ、シーボルト直伝の西洋医術を長崎で習得した、凄腕の名医でもあった。そんな伊織のもとに、ある日、正吉という押しかけ弟子があらわれる。追い返そうとするものの、この正吉、意外な才を秘めており、しだいに、かすかな絆が、伊織との間に芽生えはじめる。正吉の協力のもと、さまざまな患者や事件にかかわる伊織であったが、その裏で、想い人の花魁・梅の井の哀しき運命が動きだしていた……。医と剣の大好評シリーズ、感涙必至の第二弾!

著者紹介

永井 義男 (ナガイ ヨシオ)  
1949年生まれ、97年に『算学奇人伝』で第六回開高健賞を受賞。本格的な作家活動に入る。江戸時代の庶民の生活や文化、春画や吉原、はては剣術まで豊富な歴史知識と独自の着想で人気を博し、時代小説にかぎらず、さまざまな分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)