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なぜ、日本人は「空気」を読んで失敗するのか? “大炎上”ニッポン!勇気を持って自己主張する生き方の極意

出版社名 辰巳出版
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-7778-2702-2
4-7778-2702-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 283P 19cm

商品内容

要旨

群れない勇気を持て!空気を読んだら選択を間違う!!同調圧力に屈せず、主体性を持つことへの提言。

目次

第1章 空気を読まず、大論争する(右翼と議論バトル
「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督を引き受ける ほか)
第2章 大炎上、「同調圧力」に屈したら日本政治に未来はなし(空気を読んで発足した菅政権の舞台裏
野党は本気で政権奪取の気構えを示せ ほか)
第3章 「空気を読まない」ための呼び水とは―デジタル社会到来の意義(協調性より自分を貫け
独自規格にこだわった日本企業はスマホの流れに乗り遅れる ほか)
第4章 主体性を育む教育が急務(「同調圧力」は若者の保守化、内向き志向に拍車
「国民の空気」に弱い日本人 ほか)

出版社・メーカーコメント

ジャーナリストの田原総一朗氏は、あらゆる権威に迎合せず、既存のTVや映像、活字メディアで長きにわたり、時代をリードしてきました。そして、戦争を知っている最後の世代です。小学校5年生の夏休みに天皇陛下の玉音放送を聞きました。アメリカの占領時代になると、軍事教育、アジア解放戦争を礼賛していた教師、マスコミ、政治家が「あの戦争は間違っていた」と手のひらを返したのを目の当たりにして、歴史を、政治を、社会を自分の目で確かめ、権力を監視する、揺るぎない信念をジャーナリストの原点としています。グローバリゼーションによって、今、世界は新型コロナウイルスのパンデミックや、世界経済の沈滞、米中覇権戦争、ポピュリストの台頭などリーマンショック時の危機にとどまらない混迷状況に陥っています。国も社会もまさに危機の崖から転落しかねません。それから、早稲田大学教授の津田大介氏は、ツイッターなどSNSメディアを有力ツールにした新しいウエブ・ジャーナリズムの先駆者です。本書は、時流を超えて、現代メディア界を代表する二人が、グローバリズムに翻弄される世界、そして日本の混迷状況を切り開く指針を提言します。第1章 空気を読まず、大論争する第2章 大炎上、「同調圧力」に屈したら日本政治に未来はなし〜コロナ禍での安倍総理辞任と菅内閣発足第3章 「空気を読まない」ための呼び水とは〜デジタル社会到来の意義第4章 主体性を育む教育が急務社会のリーダー層から若者層まで幅広い年代、階層の読者を対象に、混迷の時代をどう生きるか指針を与えてくれるものと確信する、集大成本!!

著者紹介

田原 総一朗 (タハラ ソウイチロウ)  
ジャーナリスト。1934年滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、テレビ東京を経て1977年フリーに。現在は政治・経済・メディア・コンピューター等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。功績としては、TVメディアの常識を打ち破り、可能性を大きく広げたこと。深夜の討論番組「朝まで生テレビ!」を始め、ドキュメンタリー番組制作、ニュース番組の司会・インタビュアー、評論活動を今も最前線で展開。タブーに挑み、権威におもねらない評論・監視活動は、時の宮澤喜一、海部俊樹、橋本龍太郎内閣を結果的に退陣に追い込んだことでも知られている。テレビ朝日系で1987年より『朝まで生テレビ!』(毎月最終金曜PM25:20〜28:20)、1989年より2010年3月まで『サンデープロジェクト』に出演。テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、1998年ギャラクシー35周年記念賞(城戸賞)を受賞した。2002年4月より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講、塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生たちの指導にあたる。2005年4月より2017年3月まで、早稲田大学特命教授
津田 大介 (ツダ ダイスケ)  
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学文学学術院教授。テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J‐WAVE「JAM THE WORLD」ニュース・スーパーバイザー。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門分野として執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。メディア研究に並行して、Web上の政治メディア「ポリタス」編集長、朝日新聞の論壇執筆者を始め、カルチャー面でも愛知県名古屋市で開催された「あいちトリエンナーレ表現の不自由展・その後」の芸術監督を務めた。韓国の慰安婦少女像や昭和天皇陛下の偶像展示などをめぐり、名古屋市長らの反対運動が起こり、文部科学省は補助金不交付を決めた。主催側の愛知県は国を相手取り、表現の自由の侵害訴訟を起こす方針。妨害活動による危機的混乱を避けるためとして、辞任し、展示会は開催中止になったが、文化や芸術の表現活動は批判も含めて幅広く国民に公開すべきであるという論陣を張り続けている。「あいちトリエンナーレ2019」芸術監督(2017〜2020)を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)