緋衣の女王 スコットランドのメアリ
出版社名 | 彩流社 |
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出版年月 | 2022年10月 |
ISBNコード |
978-4-7791-2854-7
(4-7791-2854-4) |
税込価格 | 3,300円 |
頁数・縦 | 326P 19cm |
商品内容
要旨 |
生後わずか六日で女王となったメアリ・ステュアート。カリスマ性があり国民に支持されたが、英国史上最も悲劇的な運命の女王であった。鉄の意志をもち、全身全霊でことに当たり、壮絶な闘いを繰り広げ、遂に断頭台に散った。エリザベス女王の死によりテューダー朝は終焉するが、その後はステュアート朝が百十一年続いた。英国在住の著者による波瀾万丈の人物評伝。 |
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目次 |
第1部(零歳の女王 |
出版社・メーカーコメント
強さが私を惹き付ける!メアリ・ステュアートは生後6日でスコットランドの女王となった。のちに仏王太子と結婚するため5歳で渡仏。仏王宮は文藝復興の香りに満ちてあふれていた。アンリ2世が崩御すると王太子はフランシス2世となり、メアリはスコットランド女王でかつ仏王妃となる。18歳で統治者としてスコットランドに戻ったがカトリックのメアリはプロテスタントの国との分裂に苦悩する。貴族や地主は部族間闘争に明け暮れ、富と権力を増大させていた。美しく情熱的でカリスマ性のあるメアリは国民から慕われ敬意を持たれた女王であった。女王として精一杯統治に務めたつもりであったが、次第に国民からそっぽを向かれるようになってしまう。英国史上最も悲劇的な女王といわれたメアリ。美貌とともに強い意志と信念を持ち、何事も全身全霊で事に当たったメアリ。心の花であったアザミもマリゴールドも「運命」の嵐にもぎ取られそうになりながらも、存在の全てをかけて、与えられた命を全うしようとした。鉄の意志を持ったメアリと「運命」との壮絶な闘いそのものである。最期は断頭台に露と消えた。人びとの心のなかで2つの花を咲かせ続けたいと思うのは、メアリの祈りだったのかもしれない。エリザベスの死でテューダー朝は終焉。その後スチュアート朝は約111年続いていった。本書は、英国在住の著者によるメアリ・ステュアートの史的評伝である。【目次】第1章 零歳の女王 第2章 フランスへ 第3章 フランス宮廷の華 第4章 祖国への帰還 第5章 激情の支配 第6章 腹心の秘書 第7章 逃避行 第8章 自堕落な王 第9章 黒い宿命 第10章 消えた決闘 第11章 王冠喪失 第12章 イングランドへ 第13章 陰湿な幽閉 第14章 小宮廷 第15章 魂の大聖堂を建てる 第16章 女王救出作戦 第17章 祈る人