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「趣味に生きる」の文化論 シリアスレジャーから考える

出版社名 ナカニシヤ出版
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-7795-1461-6
4-7795-1461-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 183P 21cm

商品内容

要旨

なぜ人は趣味をほどほどに、あるいは真剣に続けるのか?趣味として自分の好きなことに打ち込む人びとや、彼・彼女らを取り囲む趣味環境に注目し、趣味に生きる文化のあり方やそこでの葛藤を描きだす。

目次

本書の基本的な視点
1 日本におけるシリアスレジャーの意味(趣味の大衆化―テイストとホビーの境界線
アマチュア―「稽古(事)」と「たしなみ」
シリアスレジャーとしてのボランティア―余暇か労働か)
2 シリアスレジャーに打ち込む人びと(趣味と放送―シリアスレジャーとして始まったCATV
ランニングの専門志向化とトレイルランニングへのキャリア
より良い生き心地を求めるLGBTのシリアスレジャー
夢追いバンドマンにとって音楽活動は趣味なのか,仕事なのか
それでも舞台に立てる理由:まじめに遊ぶための人間関係と規則
「アイドル,はじめました。」:アイドルは仕事なのか,趣味なのか)
3 シリアスレジャーに打ち込む環境(SNSが築く弱い趣味縁の面白さ
メディアが可能にする趣味実践―「学習」と「観戦」におけるメディアの利用
「趣味」としての部活動―学校教育が醸成する発表会的心性
日系人の「日本語で歌う文化」:シリアスレジャーでつながるマイノリティ
「地域を取り戻す」という遊び:スポーツを通じた観光まちづくりを事例に
政策的に「活用」される自由時間:シリアスレジャーのあやうさ)
Appendix ロバート・ステビンスへのインタビュー