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部活で差がつく!勝つ弓道上達のポイント50

コツがわかる本

出版社名 メイツ出版
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-7804-2252-8
4-7804-2252-3
税込価格 1,694円
頁数・縦 128P 21cm

商品内容

目次

1 弓道を楽しむために
2 新入生のための弓道入門
3 レベルアップするための射法八節
4 部を強くするための取り組み
5 弓道を上達したい!生徒からの質問状
6 試合を知る

出版社・メーカーコメント

弓を通じて得た友人・教え子達は私の人生の宝です。 読者の皆様にも、同じようなめぐりあいが 訪れることを心より願っています。 弓の歴史は後期旧石器時代(1~2万年前)とされ、 人間が野獣状態をのりこえた最大の要因は 火と弓の使用であったとされています。 日本でも各地で黒曜石の石鏃(石製のやじり)が 多数出土しています。 このように武器として発明された弓は、 やがて近代スポーツとして登場しました。 弓は物理的鍛錬と精神的修練の融合した、 より高い人間形成を目指してはじめて 上達するスポーツであり、的と自己との対決の中に 中(あた)りとはずれがあります。 その背後には、射手の心が反映します。 的に向かい合うことは 自分の心と向かい合うことであります。 武士は自分に克つ強靭な精神力、 人格や陶冶の道を武道によって培ったのでした。 江戸時代、そういった意味で 武芸十八般の中の筆頭に弓術があったのです。 こうした武道の心と明るく楽しい近代的なスポーツ性が 融合しているのが現代の弓道ではないでしょうか。 そして、激しい運動ではないので性別を問わず、 生涯スポーツとして最適なのです。 私は生徒が澄んだ目で、 真剣に的を狙う姿が素晴らしいと思っています。 このような生徒が一人でも多く育つことは、 今後の日本をよりよくすることにも つながると思っております。 礼に始まり、礼に終わる、そんな心が 今や大切となっている現代ではないでしょうか。 クラブ活動はそんな意味でも 大きな意義があると信じております。 本書が弓の上達はもとより、 弓の楽しさを増す一助となれば これに勝る喜びはありません。

著者紹介

高柳 憲昭 (タカヤナギ ノリアキ)  
慶應義塾中等部弓術部師範。1936年(昭和11年)長野県生まれ。東京教育大学卒業。大学3年時に弓道部を設立、小沼英治範士、亀岡武範士、大牧谷治範士、安沢平次郎範士、安藤清兵衛師範らの指導を受ける。4年時にアーチェリーを始め、その後全日本アーチェリー連盟役員、また世界大会およびモントリオール五輪でアーチェリー日本選手団監督を務め、メダリストを育成。銀メダル監督としてスポーツ功労賞を受賞。1960年からは慶應中等部教諭として勤務の傍ら、弓術部部長として45年間に延べ800人以上の部員を指導。2004年の全国中学生弓道大会において男子団体3位、女子団体準優勝、個人女子4位。2005年は男子団体3位、女子団体準優勝。2006年は女子団体優勝、個人女子準優勝。2010年は男子団体優勝、女子団体3位に導く。現在も中高の弓術部を指導している。東京都中学校弓道連盟会長、関東中学校弓道連盟会長、慶應義塾中等部弓術部師範。弓道5段、アーチェリー9段・師範。1994年に文部大臣表彰、1998年に藍綬褒章受章。モンゴルのアーチェリー選手の指導育成及び子供たちの弓指導、モンゴル弓との交流等の功績により、2006年、モンゴル政府よりスポーツ名誉勲章を贈られる。2014年、旭日双光章を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)