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地政学だけではわからないシン・国際関係論

出版社名 イースト・プレス
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-7816-2103-6
4-7816-2103-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 187P 19cm

商品内容

要旨

なぜ、世界は、こうなってしまったのか。これから世界は、どうなっていくのか。そのような疑問に答えを出すことができるのが、国際関係論です。本書を読み終わる頃には、読者のみなさんが、自分たち自身で、国際情勢を分析できるようになっています。つまりそれは、国際社会の今後に抱いている漠然とした不安を解消することにもつながります。

目次

第1章 国際社会のなかで、くり返し起きる現象とは何か?(紀元前5世紀のギリシア世界
国際戦争のはじまりとバランス・オブ・パワー
フランス革命とナポレオン戦争 ほか)
第2章 世界の動きが手に取るように分かる!5つの理論(バランス・オブ・パワー理論
核抑止の理論
デモクラティック・ピース論 ほか)
第3章 5つの理論を使って、世界の「今」と「未来」を分析する(中国のパワー増大 日本、台湾はどうなる?
北朝鮮が核実験やミサイル実験をくり返す理由
日韓関係悪化の原因を解明する ほか)

出版社・メーカーコメント

地政学は、日本以外ではオワコン? 今日からあなたが「グローバル・スタンダード」だ! 国際社会での緊張が急速に高まっており、近い将来、「日本も戦争に巻き込まれてしまうのではないか……?」と不安に思っている方もいるでしょう。世界は、これから、どうなっていくのか。そのような疑問に答えを出すことができるのが、「国際関係論」なのです。本書を読み終わる頃には、読者のみなさんが自分たち自身で国際情勢を分析できるようになっています。 ●国際関係論は、日本では、あまり知られていません。あるいは、誤った形で教えられていることが多いです。本書は、グローバル・スタンダードな国際関係論を、誰もが分かりやすく学ぶための入門書です。 ●みなさんのなかには、「地政学」という言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。地政学は、国家の行動や他国との関係性を、地理的な条件のみで理解しようとする考え方です。誤解を恐れずに申しますと、はっきり言って、地政学は日本以外の国では完全にオワコン(終わったコンテンツ)になっています。現在、グローバル・スタンダードな学問としての地位を確立しているのは、間違いなく国際関係論です。 ●国家という存在は、軍事力や経済力を増大したり、他の国家と仲良くしたり、あるいは対立したりと、さまざまな動きをします。予想するなんて不可能だと思う方が、ほとんどでしょう。しかし、何百年、あるいは何千年にもおよぶ、人類の歴史を調べてみると、国家の動きには、ある一定のパターンが、あることが分かります。 ●本書は、まず、古代ギリシア時代から現代に至るまで、国家が、同じようなパターンで動いているというのを確認するところからはじまります。そのような歴史の見方を示している書物は、日本では、他に存在しません。読者にとっては、まったく新しい考え方だといます。 本書を通じて、多くの方が、グローバル・スタンダードな国際関係論の知識を身につけてくださることを心より願っています。

著者紹介

天野 修司 (アマノ シュウジ)  
2003年大阪府立大学経済学部卒業。大学在学中、プロボクサーとしてデビュー(戦績:5戦2勝2KO3敗)。ボクシング引退後、コンテナの荷下ろしのバイトなどで渡米のための資金を稼ぐ。2009年ジョージア工科大学(米国)国際関係科学修士課程修了。その後、慶應義塾大学研究員(2009年‐2011年)、長崎大学助教(2011年‐2013年)、慶應義塾大学特任助教(2013年‐2014年)などを経て、2015年より日本医療科学大学助教、2019年より准教授。生物兵器禁止条約の締約国会合に参加するなど専門家として活躍している。国際関係論を日本で広めることをライフワークにしている。大学での授業はもちろん、市民講座やシンポジウムなどでも講演する機会を数多く得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)