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軍事技術者のイタリア・ルネサンス 築城・大砲・理想都市

出版社名 思文閣出版
出版年月 2012年3月
ISBNコード 978-4-7842-1625-3
4-7842-1625-1
税込価格 6,160円
頁数・縦 289P 22cm

商品内容

目次

序章 軍事技術とルネサンス期イタリアの社会
第1章 ルネサンス期イタリアの戦争・武器・傭兵
第2章 フランチェスコ・ディ・ジョルジョの城砦設計と「戦術」
第3章 ルネサンスの築城術における合理性追求と古典再解釈
第4章 都市防衛を超えて:16世紀の築城術
第5章 築城術と「国家の防衛」戦略
終章 軍事技術の変遷がもつ歴史的意味
資料篇

出版社・メーカーコメント

幾何学的な平面プラン・直行する街路・整然と配置された街区など、初期ルネサンス期の建築家が夢想した「理想都市」論は、火器の発達とともに軍事的機能に特化していくと単線的に理解されてきた。 本書は、一五世紀シエナの建築家、フランシスコ・ディ・ジョルジョの築城術のなかに共存する合理的な態度と非合理的な態度や、一六世紀以降の築城術にも「理想都市」論的な要素がみられる点など指摘し、ルネサンス期の築城術の変遷過程を問い直す。  現存する城郭の写真を多数収録。

著者紹介

白幡 俊輔 (シラハタ シュンスケ)  
1978年大阪府生まれ。2001年同志社大学文学部卒業。同年、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程入学。2004年イタリア・ローマ大学「サピエンツァ」建築学部留学(2006年帰国)。2010年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。現在、関西学院大学客員研究員。専門、軍事技術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)