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蓮田善明/伊東静雄

近代浪漫派文庫 35

出版社名 新学社
出版年月 2005年3月
ISBNコード 978-4-7868-0093-1
4-7868-0093-7
税込価格 1,477円
頁数・縦 353P 16cm

商品内容

目次

蓮田善明(有心(今ものがたり)
森鴎外
養生の文学
雲の意匠)
伊東静雄(伊東静雄詩集(わがひとに与ふる哀歌/夏花/春のいそぎ/反響抄/反響以後/拾遺詩篇より)
日記抄)

著者紹介

蓮田 善明 (ハスダ ゼンメイ)  
明治37年、熊本県に生れる。広島高等師範学校で斎藤清衛の教えを受けて国文学への関心を深くし、昭和8年、池田勉、栗山理一、清水文雄を同人に「国文学試論」を創めたのが、同13年「日本文学の会」の結成となるとともに「文芸文化」を同会から発刊するに至る。教育、研究また軍務に従う間、批評に旺盛な筆を揮い、「鴎外の方法」「本居宣長」「鴨長明」他、戦争の日における文学のありようを一身に描いたその処生は、少年の三島由紀夫に感化を及ぼした。同20年、敗戦を派遣先のシンガポールで迎えて短銃で自決
伊東 静雄 (イトウ シズオ)  
明治39年、長崎県に生れる。京都帝大卒業後、大阪府立住吉中学で教える傍ら発表した詩作が保田与重郎に知られたことから、「コギト」「日本浪曼派」等に寄稿するようになって詩壇の注目を浴び、特に萩原朔太郎から激賞を受けた。押え難い情熱を清冽で耽美な抒情で包み、語の彫琢の限りを尽した作品は、昭和10年刊行の処女詩集「わがひとに与ふる哀歌」において、すでに円熟した造型を示し、同15年「夏花」次いで同18年「春のいそぎ」を出版し、揺ぎない地歩を築く。同28年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)