• 本

ひとが優しい博物館 ユニバーサル・ミュージアムの新展開

出版社名 青弓社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-7872-0061-7
4-7872-0061-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 307P 21cm

商品内容

要旨

いま、注目を集めるユニバーサル・ミュージアムとは何か。さわる鑑賞プログラム、さわる展示の諸相、博物館の枠を超えて試みられる触発型ワークショップの事例―その研究と実践は、誰もが楽しめる観光やまちづくりにも応用されている。幅広い分野の専門家が「ひとが優しい」キーワードとして、ユニバーサル・ミュージアムの動向を紹介し、今後のユニバーサル社会のあり方を展望する。

目次

全盲者の耳、ろう者の目―「障害」から生まれる身体知
第1部 美術館での多様な鑑賞プログラム―視覚障害者支援からユニバーサル・ミュージアムへ(対話を用いた教育プログラムの立案―美術館と盲学校の連携事業から
『さわるアートブック』制作の課題と展望 ほか)
第2部 さわる展示を作る―誰もが楽しめる博物館とは何か(みんなでつくる博物館のカタチ
触察による疱瘡絵の理解―立体コピーを活用した移動展示の試み ほか)
第3部 博物館と社会をつなぐワークショップ―「見えない世界をみる」感性を育むために(縄文人の暮らしと現代アート―歴史を再発見・再創造する
遺跡を感じる―さわって楽しむ考古学の魅力 ほか)
第4部 博物館から観光・まちづくりへ―いま、なぜユニバーサル・デザインなのか(ユニバーサルな観光地を目指して―北海道の大自然を体感するUDツアーの取り組み
ともに歩く、ともに楽しむ、ともに作る―目に見えない“大坂”を探るまち歩きプランの企画 ほか)
みんなが楽しめる博物館を作ろう

著者紹介

広瀬 浩二郎 (ヒロセ コウジロウ)  
1967年、東京都生まれ。13歳のときに失明。2000年、京都大学大学院で文学博士号を取得。現在は国立民族学博物館准教授。専門は日本宗教史、触文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)