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聖戦のイコノグラフィ 天皇と兵士・戦死者の図像・表象

越境する近代 1

出版社名 青弓社
出版年月 2007年4月
ISBNコード 978-4-7872-2020-2
4-7872-2020-9
税込価格 3,740円
頁数・縦 250P 22cm

商品内容

要旨

「聖戦」としてのアジア・太平洋戦争下で、天皇の身体はどのように表象されたのか―。百点を超える図像=イコノグラフィから「聖戦と弔い」の戦争プロパガンダの実態を照らし出し、天皇・兵士・戦死者の交差点で浮上する「死へと誘う表象」の権力性を解読する。

目次

第1章 視覚史料/資料としての“聖戦”の図像
第2章 聖戦のディスクールと図像(聖戦の出現
天皇の聖戦勅語 ほか)
第3章 聖戦に降臨する現人神の図像(天皇と皇后のジェンダー写真
四パターンの天皇図像 ほか)
第4章 聖戦に殉ずる皇軍兵士の図像(皇軍勇士の登場
陸海軍の軍神の誕生 ほか)
第5章 敗戦後、天皇イコンの行方(益荒男と手弱女のイコン
天皇の衣更え ほか)
第6章 聖戦の痕跡としての皇軍兵士の図像(聖戦の痕跡となる遺影
皇軍兵士の晴れの記念写真 ほか)

著者紹介

川村 邦光 (カワムラ クニミツ)  
1950年、福島県生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授。専攻は宗教学、近代文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)