• 本

疎開体験の戦後文化史 帰ラレマセン、勝ツマデハ

出版社名 青弓社
出版年月 2019年9月
ISBNコード 978-4-7872-2084-4
4-7872-2084-5
税込価格 3,960円
頁数・縦 311P 20cm

商品内容

要旨

避難ではなく疎開と呼ばれた銃後の人口移動政策を、敗戦後の文学はどのように語り、位置づけてきたのか。柳田国男、太宰治、石川達三、「内向の世代」のテクストや映画を糸口にして、銃後の記憶を抱えて戦後を生きた人々の思いを照らし出す。

目次

いま、疎開を考えることは
第1部 戦争を体験する疎開―柳田国男、記録と証言、疎開派(「昭和の楠公父子」になるために―学童集団疎開・七生報告・『先祖の話』
もう一度、空襲と疎開を―『東京大空襲・戦災誌』、「名古屋空襲誌」、「学童疎開ちくさ」
戦中派と戦後派のはざまで―疎開派という世代)
第2部 戦争を体験しない疎開―「内向の世代」・黒井千次・高井有一(悔恨ではなく、内向する世代の疎開―黒井千次「聖産業週間」、「時の鎖」
「不確かな私」のために召喚される疎開体験―高井有一「北の河」
疎開体験者の特別な「一証言」―高井有一「少年たちの戦場」からいまを)
第3部 “田舎と都会”をさまよう疎開―石川達三・太宰治・坂上弘(暴き出される疎開と田舎―石川達三「暗い嘆きの谷」
東京がら疎開すて来だ「津軽人」が言ってまった…―太宰治「十五年間」「やんぬる哉」など
疎開を読み替える―戦争体験、“田舎と都会”、そして坂上弘)

著者紹介

李 承俊 (イ スンジュン)  
1982年、韓国釜山市生まれ。名古屋大学大学院文学研究科人文学専攻博士課程修了。博士(文学)。愛知学院大学教養部非常勤講師。専攻は日本近現代文学、文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)