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健康ブームを読み解く

青弓社ライブラリー 30

出版社名 青弓社
出版年月 2003年7月
ISBNコード 978-4-7872-3217-5
4-7872-3217-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 229P 19cm

商品内容

要旨

マスメディアが仕掛け、人びとがそれに応えるかたちで空前の過熱ぶりを見せている「健康ブーム」。テレビに雑誌、街頭の広告からスーパーの売り場にいたるまで、なんらかの栄養学的蘊蓄に遭遇しない日はもはや一日もない。病への不安があたかも集団強迫と化し、無数の癒し系グッズや「体にいい」健康食品が異常なまでに売れつづけるのはなぜなのか。「健康」を文化的・政治的言説としてとらえながら、それを成立させた近代的なメディア空間の発生を、身体をめぐる医学・生理学的眼差しの変容、公衆衛生思想の運動と表象、総力戦にともなう人的資源の動員などの歴史にたどって現代を逆照射する、アクチュアルで実践的な日常性批判の試み。

目次

第1章 メディア仕掛けの「健康」(健康ブームの眺め方
健康食品の定着過程 ほか)
第2章 健康の誕生(健康概念の起源
西洋医学の移入と身体認識の変化 ほか)
第3章 近代日本の健康と衛生(「養生」「衛生」「健康」
衛生展覧会について ほか)
第4章 戦争と健康(一九三〇年代の「健康」ブーム
労働者と健康 ほか)
第5章 現代社会と健康の科学(もはやブームではない
リスクの提示 ほか)

著者紹介

野村 一夫 (ノムラ カズオ)  
1955年、大阪府生まれ。国学院大学教授、専攻は社会学・メディア文化論
北沢 一利 (キタザワ カズトシ)  
1963年、静岡県生まれ。北海道教育大学釧路校助教授、国際日本文化研究センター客員助教授併任、専攻は健康管理政策論
田中 聡 (タナカ サトシ)  
1962年、富山県生まれ。ライター
高岡 裕之 (タカオカ ヒロユキ)  
1962年、奈良県生まれ。都留文科大学助教授、専攻は日本近現代史
柄本 三代子 (エノモト ミヨコ)  
宮崎県生まれ。法政大学ほかの非常勤講師、専攻は身体の文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)