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近代日本の身体感覚

出版社名 青弓社
出版年月 2004年8月
ISBNコード 978-4-7872-3236-6
4-7872-3236-3
税込価格 3,300円
頁数・縦 420P 20cm

商品内容

要旨

社会や文化の影響を受けて、身体の深層で絶えず更新されつづける感覚。転換期の近代日本に剥き出しになる感覚変容の様相を、「近代医療」「身体美」「視覚」「身体化」「こころ」の五つの座標で捉える。

目次

第1部 苦痛の伝統と近代医療(戦前期東京における病気と身体経験―「滝野川区健康調査」(昭和十三年)を手がかりに
冷え性の発見
頭痛の誕生と腹痛の変容)
第2部 身体の美をきそう論理(「黄色人種」という運命の超克―近代日本エリート層の“肌色”をめぐる人種的ジレンマの系譜
「女学雑誌」にみる明治期「理想佳人」像をめぐって)
第3部 視覚が芽生えた近代(眼で食べるお弁当
動く襖絵―日本の伝統的空間認識)
第4部 近代社会の身体化と抵抗(過労死、または過労史について
栄養ドリンクと日本人の心
〈人間化〉から〈動物化へ〉―舞踏家・土方巽の〈肉体の叛乱〉)
第5部 こころの重さの伝統(鬱の病
ストレスの謎と刺激革命)

おすすめコメント

社会や文化の影響を受けて、身体の深層で絶えず更新されつづける感覚。転換期の近代日本に剥き出しになる感覚変容の様相を、「近代医療」「身体美」「視覚」「身体化」「こころ」の五つの座標で捉える。

著者紹介

栗山 茂久 (クリヤマ シゲヒサ)  
1954年生まれ。国際日本文化研究センター教授。専攻は比較医学史
北沢 一利 (キタザワ カズトシ)  
1963年生まれ。北海道教育大学釧路校助教授、国際日本文化研究センター客員助教授併任。専攻は健康管理政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)