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ポスト・プライバシー

青弓社ライブラリー 55

出版社名 青弓社
出版年月 2009年1月
ISBNコード 978-4-7872-3295-3
4-7872-3295-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 247P 19cm

商品内容

要旨

近代以降、人びとは「他の誰でもない私」「ほんものの自己」を目指すようになるとともに、個人の情報や秘密、私的領域の保護を求めるプライバシー概念を重視するようになった。だが情報技術が飛躍的に向上して一般化した現代社会では、プライバシーの位相は大きく変容している。個人の内面や身体、親密さ、私的領域を聖域化してきたプライバシーが、データベースや情報システムを聖域化するプライバシーへと移行しつつあり、それにともなって私的領域と公的領域の境界も意味を失ってきている。こうした現状を、監視カメラの偏在化やデータベースへの個人情報の登録などの事例からあぶり出す。そして、個人の外部にあるシステムが管理する情報によって「私」が形づくられつつある今日の状況が、社会システムのどのような変化に呼応しているのかを解明する。

目次

第1章 変容するプライバシー
第2章 データ・ダブルとファンタジー・ダブル―情報生産の問題としてのプライバシー
第3章 “私”は誰がつくるのか―生産の主体の問題
第4章 内面からデータへ―生産の拠点の問題
第5章 脱親密の社会―自己を支えるものの変遷
第6章 身体とプライバシーの変容―身体がもつ社会的意味の変化
第7章 個人の聖性とプライバシー
第8章 個人記号の計量学

著者紹介

阪本 俊生 (サカモト トシオ)  
1958年、大阪府生まれ。南山大学経済学部教授、博士(人間科学)。専攻は理論社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)