その「民衆」とは誰なのか ジェンダー・階級・アイデンティティ
出版社名 | 青弓社 |
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出版年月 | 2013年7月 |
ISBNコード |
978-4-7872-3358-5
(4-7872-3358-0) |
税込価格 | 3,300円 |
頁数・縦 | 332P 20cm |
商品内容
要旨 |
1930年代と50年代、それは人々が主体性に目覚め、闘争や自己表現を集団で企てた時代だった―戦争文学から綴方運動、女性運動、原水爆言説を議論の対象にして、民衆・農民・兵士・女・プロレタリアという人々を括るカテゴリーがもつ意味や、それを自らのものとして引き受けて多様な表象行為を企てる人々のありようをジェンダーやアイデンティティなどの視点から解きほぐし、“民衆”の今日的な可能性に迫る。 |
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目次 |
第1部 一九三八年、拡張する文学―周縁の発見と包摂(「民族」の“歴史性”と「民衆」の“普遍性”―島木健作『生活の探求』、火野葦平『麦と兵隊』 |