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盛り場はヤミ市から生まれた

出版社名 青弓社
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-7872-3364-6
4-7872-3364-5
税込価格 3,080円
頁数・縦 253P 21cm
シリーズ名 盛り場はヤミ市から生まれた

商品内容

要旨

敗戦直後、非公式に流通する食料や雑貨などが集積し、人や金が行き来する空間として形成されたヤミ市は、猥雑でありながら活気にあふれ、憩いの場としても愛された。そして戦後の都市商業を担う人々を育て、その後に続く新たな商業地や盛り場を形成した。東京を中心に新橋・新宿・渋谷・吉祥寺、神戸や盛岡などでの調査から、ヤミ市が戦後日本に与えたインパクトを描く。

目次

序章 ヤミ市―戦後社会の出発点(「戦後」イメージの原点
ヤミ市とは何か ほか)
第1章 東京の戦後復興とヤミ市(闇とヤミの間―用語としてのヤミ市の形成過程
ヤミ市の確立と動揺 ほか)
第2章 戦後都市とヤミ市―ケース・スタディ(新橋―サラリーマン盛り場の誕生
新宿―ヤミ市から生まれた副都心 ほか)
第3章 ヤミ市と戦後文化(ヤミ市の情景―日記に描かれた戦後・東京
物語のなかのヤミ市 ほか)
第4章 ヤミ市研究を振り返る―松平誠氏インタビュー

著者紹介

橋本 健二 (ハシモト ケンジ)  
1959年、石川県生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授。専攻は理論社会学・格差社会論
初田 香成 (ハツダ コウセイ)  
1977年、東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻助教。専攻は都市史・建築史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)