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保守市民社会と日本政治 日本会議の動員とアドボカシー:1990−2012

出版社名 青弓社
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-7872-3503-9
4-7872-3503-6
税込価格 4,400円
頁数・縦 355P 21cm

商品内容

目次

第1部 本書の概要(本書の研究対象
分析枠組み)
第2部 政治的機会・脅威と保守市民社会の動員(政治的機会・脅威の組み合わせとその影響
政治的脅威が高まった1990年代―不戦決議反対運動から保守市民団体の設立へ
政治的機会と政治的脅威が混在した小泉政権
政治的機会優位の第1次安倍政権
政治的脅威が再び高まった民主党政権)
第3部 保守市民社会のアドボカシー活動(保守市民社会のロビー先選択―議員連盟の存在
保守議員連盟の概観
歴史・検討委員会
日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会
日本会議国会議員懇談会
結論)

出版社・メーカーコメント

近年、日本の政治・社会の右傾化や排外主義の台頭、保守団体の活発な活動が指摘されるようになった。なかでも、1997年に設立された日本会議は日本最大の保守団体として注目を集めている。1990年代から小泉政権、第一次安倍政権を経て民主党政権までの政治動向や社会状況を押さえながら、靖国参拝支持、教育基本法改正、歴史教科書問題、夫婦別姓反対、「従軍慰安婦」問題などをめぐる日本会議の活動やイシューの内実、それに基づく集会や署名活動、動員の実態を検証する。加えて、保守市民社会のアドボカシー活動=政治家に直接にはたらきかけるロビー活動に着目して、「歴史検討委員会」「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」「日本会議国会議員懇談会」という主要な議員連盟を取り上げ、日本会議と政治家のつながり、その影響力を分析する。日本会議の活動や機関紙「日本の息吹」から作成したイベントデータを対象に、社会運動論や利益団体論、ロビー先選択論などの枠組みから保守市民社会と政治の関係を明らかにする画期的な研究成果。

著者紹介

具 裕珍 (ク ユジン)  
1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、博士(学術)。東京大学東アジア藝文書院(EAA)特任助教。専攻は政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)