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身体の臨界点

出版社名 青弓社
出版年月 2006年9月
ISBNコード 978-4-7872-7219-5
4-7872-7219-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 236P 19cm

商品内容

要旨

シャーマニズム儀礼、ヨーロッパの道化芸、サーカスの演技、バリ島の民族舞踊、日本が生んだ舞踏、そして内外のコンテンポラリーダンスなど、伝統的なレベルを突き抜け、領域を横断して多元文化的な位相をもつ身体表現を多様な文脈とリンクさせる。デジタルな時代に「発話する身体」を問う論考集。

目次

第1部 身体のエスノグラフィー(パトスの領域
観光・儀礼・呪術―バリ島の武術舞踊バリスの多義的性格
マヤ・デレン―知と情の臨界点)
第2部 舞踊の脱領域(ダンスに風穴を開けたバッドガールたち
ジェンダーの非対称から生まれるもの
ダンスと反グローバリゼイション)
第3部 創造の淵源に遡って(舞踊における創造力とは何か―対談 イリ・キリアン/石井達朗 1
これほど個人的な作品はもう二度と作らない―対談 イリ・キリアン/石井達朗 2
馬と繋がりながら、百パーセント燃え尽きることができるのか―対談 バルタバス/石井達朗
発話する身体、動きだす言葉―座談 笠井叡/野村喜和夫/石井達朗)

著者紹介

石井 達朗 (イシイ タツロウ)  
慶應義塾大学教授。関心領域は、舞踊、祭祀、呪術芸能、アクロバット、サーカス、ジェンダー・セクシュアリティからみる身体文化。舞踊評論を「朝日新聞」「ダンスマガジン」ほかさまざまな媒体に執筆。カイロ国際実験演劇祭(2002年)、朝日舞台芸術賞(2001‐4年)、トヨタコレオグラフィーアワード(2006年)などの選考委員、韓国ソウルの国立劇場における舞踏フェスティバル実行委員長(2005年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)