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流用アート論 一九一二−二〇一一年

出版社名 青弓社
出版年月 2011年7月
ISBNコード 978-4-7872-7308-6
4-7872-7308-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 196P 21cm

商品内容

要旨

既製品を流用するレディ・メイド、印刷物の断片を流用するコラージュ。アートは複製技術の登場をきっかけにあらゆるものを流用し、次々にアート作品に置き換えてきた。現代アートの百年を「流用」という視点からレクチャーして、これからのアートの可能性に迫る。

目次

「流用」によるアートの誕生
「既にあるもの」と現代アート
抽象表現主義とネオダダ
ミニマリズム
アート表現に置き換えられる身体行為
コンセプチュアル・アート(概念芸術)
「場」を流用し、表現を拡張する
ポップ・アートの登場と展開
アメリカのポップ・アート
ゴミという素材へのこだわり
ポストモダニズム
なりきることで生まれ変わる
拡張される写真の正面性
流用は時間を変容させていく
メディアを超えて連鎖する流用
ライフスタイルと重なり合うアート
「流用」が紡ぐ神聖からキッチュまで

著者紹介

小田 茂一 (オダ シゲカズ)  
1949年、石川県生まれ。東京大学文学部(美術史)卒業、広島大学大学院社会科学研究科博士課程前期(マネジメント)修了。NHKの教育・教養系番組ディレクターおよびプロデューサーを務め、現在、愛知淑徳大学メディアプロデュース学部(メディア表現コース)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)