• 本

〈音楽の国ドイツ〉の系譜学 1

〈音楽の国ドイツ〉の神話とその起源 ルネサンスから十八世紀

出版社名 青弓社
出版年月 2013年2月
ISBNコード 978-4-7872-7328-4
4-7872-7328-0
税込価格 2,860円
頁数・縦 228P 21cm
シリーズ名 〈音楽の国ドイツ〉の系譜学

商品内容

要旨

“音楽の国ドイツ”というイメージが誕生するはるか昔、ドイツ人が「非音楽的民族」と呼ばれ、周辺諸国から蔑視されていたルネサンス期から、ドイツの「国民音楽」創設を目指したハンブルクのドイツ語オペラ運動が盛衰する十八世紀前半までを追い、“音楽の国”神話の起源を明視する。

目次

“音楽の国ドイツ”の神話といまどう向き合うか
第1部 ルネサンスおよびバロック期の音楽理論に見る「ドイツ的なもの」(ヨーロッパの音楽思想史に見る国民意識の萌芽
アタナシウス・キルヒャーの音楽様式論と「ドイツ的なもの」)
第2部 ドイツにおける愛国主義の萌芽とドイツ語オペラ運動(ドイツ語純化運動と最初期のドイツ語オペラ
ハンブルクのドイツ語オペラ運動に見る愛国主義)

著者紹介

吉田 寛 (ヨシダ ヒロシ)  
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科(美学芸術学)博士課程修了。博士(文学)。同研究科助手、助教を経て、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授(表象領域)。専攻は美学、感性学、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)