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近現代南インドのバラモンと賛歌 バクティから芸術、そして「文化資源」へ

出版社名 青弓社
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-7872-7428-1
4-7872-7428-7
税込価格 6,600円
頁数・縦 366P 22cm

商品内容

文学賞情報

2020年 第38回 田邉尚雄賞受賞

要旨

数百年間イギリスの植民地支配下にあって自国の文化の確立を切望したインドで、連綿と宗教歌謡が生活に息づき、自国の音楽に高い関心を寄せるのはなぜなのか。長期のフィールドワークをもとに音楽界や芸能と社会の関係性を包括的に考察して、民族音楽的研究と南アジア地域研球究の成果を写真・図版とともに提示する。

目次

はじめに―賛歌の「価値」を南インドの文脈で捉え直す
第1部 南インドの「賛歌の伝統」概説(ナーマ・シッダーンタ―神の御名の教え)
第2部 インドの楽聖の系譜―「賛歌の伝統」のレパートリーを中心に(バクティ運動期―十二世紀‐十七世紀
タンジャーヴール・マラーター時代―一六七四‐一八五五年)
第3部 近現代南インドの音楽界と賛歌(イギリス統治期―十九世紀中期‐二十世紀中期
独立インド時代―独立以後‐一九八〇年代
一九九〇年代以降の変化)

著者紹介

小尾 淳 (オビ ジュン)  
1973年、東京都生まれ。大東文化大学大学院アジア地域研究科博士課程後期課程修了。大東文化大学国際関係学部助教。専攻はアジア地域研究(南アジア)、宗教・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)