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江戸の生薬屋 新装版

出版社名 青蛙房
出版年月 2011年12月
ISBNコード 978-4-7905-0879-3
4-7905-0879-X
税込価格 2,750円
頁数・縦 251P 20cm
シリーズ名 江戸の生薬屋

商品内容

要旨

江戸時代の製薬関係者たちは医療をどのようにとらえていたか。「商売」としての江戸クスリ事情。士農工商の商人としての分をまもり、効き目より由来が大切なクスリ。古典などをひもといて新商品の開発に余念がない。クスリはそんな商人たちが製していた。かれらのなかの成功者ともいえる式亭三馬・滝沢馬琴・山東京伝。文筆一本で立つべく商いを捨てるがたちまち貧窮の山崎美成の転業顛末。装束や口上の面白さでクスリを売る行商・香具師(やし)のことなど。

目次

第1章 街角の生薬屋
第2章 病気は自分の力で治そう
第3章 クスリの流通と規制
第4章 賑わう買い薬
第5章 家業と家伝薬
第6章 生薬屋の生活
第7章 山東京伝の「読書丸」
第8章 あの馬琴も生薬屋だった
第9章 式亭三馬の店・江戸本町延寿丹薬店
第10章 物知り生薬屋・山崎美成
第11章 江戸の呼び声・名物売薬

著者紹介

吉岡 信 (ヨシオカ シン)  
1930年、東京下町に生まれる。東京薬専(現東京薬科大学)卒業。東京教育大学(現筑波大学)哲学科卒業。父業を継承して漢方薬局を経営、かたわら千葉大学薬学部講師を経て、東邦大学薬学部講師を兼任。薬学博士(東邦大学)。Ph.D.(パシフィック・ナショナル大学/アメリカ)。日本薬史学会会員。2009年(平成21)4月歿、享年79歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)