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人はどこまで合理的か 下

出版社名 草思社
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-7942-2590-0
4-7942-2590-3
税込価格 2,090円
頁数・縦 301P 20cm
シリーズ名 人はどこまで合理的か

商品内容

要旨

この1000年あまりの間に、人類は本来持っている合理性を拡張すべく、数多くの合理性のツールをつくり出してきた。そのツールとは、「論理」「批判的思考」「確率」「統計」「意思決定理論」「ゲーム理論」など幅広い学問分野から生まれた、合理的に思考するための数多くの“道具”である。こうしたツールは、危険な選択を修正し、疑わしい主張を値踏みし、おかしな矛盾に気づき、人生の浮き沈みや悲劇について洞察を得るのを助けてくれる、人生にとっても社会にとっても、非常に重要なものだ。にもかかわらず、これらツールをすべてまとめて説明する本はこれまでどこにもなかった。本書は人類の英知の結晶である、最強の合理性ツール群をまとめて解説・伝授する、初めての本である。

目次

6 合理的選択理論は本当に合理的か
7 できるだけ合理的に真偽を判断する
8 協力や敵対をゲーム理論で考える
9 相関と因果を理解するツールの数々
10 なぜ人々はこんなに非合理なのか
11 合理性は人々や社会の役に立つのか

出版社・メーカーコメント

現在、人類は自身の持つ理性の力によってこれまでにない知性の高みに到達している。しかし、なぜそれでも人は時に非合理な行動をとるように見えるのか?そもそも合理性とは何で、人が非合理な判断から逃れるためにはどうすればよいのか?知の巨人スティーブン・ピンカーが、ベストセラー『暴力の人類史』『21世紀の啓蒙』に続き、人間の「合理性(理性)」について解き明かす最新刊! 不透明な時代に個人が日常生活をおくる中で下す様々な選択、フェイクニュースや陰謀論を人が信じてしまう理由、より大きな社会や国家による非合理的(に見える)な行動…、私たちがより理性的な判断をするためにはどうすればよいのか?論理学から統計学、心理学、経済学まで、学問の垣根を超えて「合理性」について探求する、ハーバード大学の一般教養の人気講義から生まれた全米ベストセラー!大注目の一冊です!

著者紹介

ピンカー,スティーブン (ピンカー,スティーブン)   Pinker,Steven
ハーバード大学心理学教授。スタンフォード大学とマサチューセッツ工科大学でも教鞭をとっている。認知科学者、実験心理学者として視覚認知、心理言語学、人間関係について研究している。進化心理学の第一人者。その研究と教育の業績、ならびに著書により、数々の受賞歴がある。米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」、フォーリンポリシー誌の「知識人トップ100人」、ヒューマニスト・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。米国科学アカデミー会員
橘 明美 (タチバナ アケミ)  
英語・フランス語翻訳家。お茶の水女子大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)