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人はなぜ握手をするのか 接触を求め続けてきた人類の歴史

出版社名 草思社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-7942-2597-9
4-7942-2597-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 223P 19cm

商品内容

要旨

時代が移り変わっても、“握手”は死なない―気鋭の古人類学者が、握手の起源から現代の握手事情まで古今東西の「握手史」を縦横無尽に考察した快作。

目次

第1章 握手の起源―握手はどこから来たのか
第2章 象徴としての握手―握手は何を意味するのか
第3章 指パッチンとペニス握手―握手・挨拶の多様な文化
第4章 握手のやり方―人類学者によるちょっと尖った指南
第5章 幸運の女神の御手―歴史に残る握手名シーン
第6章 不幸な運命の手―歴史に残る酷い握手
第7章 パンデミックと反握手―握手は最期を迎えているのか

出版社・メーカーコメント

コロナ禍で人との接触が制限される中、「握手」という習慣は廃れてしまうのか。「握手」とはそもそもどのように始まったのか?新進の古人類学者がネアンデルタール人とホモ・サピエンスなどの「握手の起源」をめぐる考察から、古代文明での握手、今では姿を消した未開地域での特異な握手、接触を避けるアジア式握手などなど、古今東西の多様な握手の形を深堀り。握手という行為の多様性と変遷を見ることによって人の本質と歴史を知る興味深い一冊。

著者紹介

アル=シャマヒー,エラ (アルシャマヒー,エラ)   Al‐Shamahi,Ella
ナショナルジオグラフィックの探検家にして古人類学者、進化生物学者、さらにはスタンダップ・コメディエンヌでもある。専門は洞窟、非友好的地域、紛争地域、不安定地域などの探検とネアンデルタール人。テレビ司会社としても活動し、TED 2019のスピーカーも務めた。また、世界最大の芸術祭エディンバラ・フェスティバル・フリンジでは、これまでに4回パフォーマンスを披露している。遺伝学、分類学、生物多様性の学位をもち、現在は古人類学の博士課程に在籍中
大川 修二 (オオカワ シュウジ)  
早稲田大学第一文学部(哲学専修)卒業。外資系企業勤務を経て1996年より翻訳活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)