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傷つきやすいアメリカの大学生たち 大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体

出版社名 草思社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-7942-2615-0
4-7942-2615-2
税込価格 3,080円
頁数・縦 457P 20cm

商品内容

要旨

立場の異なる論者の講演に対し、破壊と暴力をともなう激しい妨害を行う学生たち。教員の発言の言葉尻を捉えて糾弾し、辞任を求める激しいデモを展開。さらには教授や学部長、学長まどを軟禁し、暴言を浴びせる―。アメリカの大学で吹き荒れるこれら異常事態の嵐は、Z世代の入学とともに始まった。彼らはなぜ、そのような暴挙を振るうのか?言論の自由・学問の自由を揺るがす現象の実態と背景、さらには対策までを示して高く評価された全米ベストセラーがついに邦訳。キャンセルカルチャー、ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)問題を知るための必読書。

目次

第1部 3つのエセ真理とその弊害(脆弱性のエセ真理:困難な経験は人を弱くする
感情的決めつけのエセ真理:常に自分の感情を信じよ ほか)
第2部 エセ真理が引き起こしたこと(脅迫と暴力が正当化された
大学で「魔女狩り」が起きている)
第3部 なぜこうなったかに関する6つの論題(二極化を促進するスパイラル
不安症とうつ病に悩む学生の増加 ほか)
第4部 賢い社会づくり(賢い子どもを育てる
より賢い大学へ)
結び より賢い社会へ

出版社・メーカーコメント

暴力を伴う講演妨害、教授を糾弾し罵倒……キャンセルカルチャーやポリコレ問題の背景を知るための必読書。全米ベストセラー、待望の邦訳! 〈内容より〉「不快」を理由とする講演妨害が横行言葉尻を捉えて教員を糾弾、辞職へ追い込む大学教員の政治的多様性が低下。左に偏向未熟で脆弱、不安・うつが多い「Z世代」親はすべてを危険と捉え過保護に育ててきた大学が極端な市場重視に。学生はお客様扱い 立場の異なる論者の講演に対し、破壊と暴力をともなう激しい妨害を行う学生たち。教員の発言の言葉尻を捉えて糾弾し、辞任を求める激しいデモを展開。さらには教授や学部長、学長までを軟禁し、暴言を浴びせる――。アメリカの大学で吹き荒れるこれら異常事態の嵐は、Z世代の入学とともに始まった。彼らはなぜ、そのような暴挙を振るうのか?言論の自由・学問の自由を揺るがす現象の実態と背景、さらには対策までを示して高く評価された全米ベストセラーがついに邦訳。キャンセルカルチャー、ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)問題を知るための必読書。

著者紹介

ルキアノフ,グレッグ (ルキアノフ,グレッグ)   Lukianoff,Greg
教育における個人の権利のための財産(FIRE)の会長兼CEO。アメリカン大学とスタンフォード大学ロースクールを卒業し、高等教育における言論の自由と憲法修正第1条の問題を専門としている
ハイト,ジョナサン (ハイト,ジョナサン)   Haidt,Jonathan
ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネス教授(倫理的リーダーシップ論)。1992年にペンシルベニア大学で社会心理学の博士号を取得後、バージニア大学で16年間教鞭をとる
西川 由紀子 (ニシカワ ユキコ)  
大阪府生まれ。神戸女学院大学文学部英文学科卒業。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科修了。ITエンジニア、青年海外協力隊(ベリーズ)を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)